理事長ご挨拶
日頃より、「一般社団法人社労士成年後見センター東京」の活動にご理解ご協力を賜り、誠にありがとうございます。この度の令和7年度定時社員総会後の理事会において選任され理事長に就任いたしました甲(きのえ) 康枝と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
当センターは、平成23年東京都社会保険労務士会に設置された「成年後見業務検討委員会」を経て、社会保険労務士の労働・社会保険、年金分野に精通する専門家の強みを活かし、成年後見制度に積極的に関わることにより、高齢者や障害者の権利の擁護と福祉の向上に寄与することを目的として平成26年4月、一般社団法人として設立されました。
現在、成年後見制度は民法改正により大きな見直しが予定されています。法制審議会では、必要とされる部分だけ制度を利用し、必要な業務が終われば終了させることや、本人のニーズにあった保護が受けられるよう成年後見人等の交代ができるようにするなど、より柔軟で利用しやすいものにすることを目指して議論されています。
わが国の掲げる一人ひとりの暮らしや生きがい、地域をともに創っていく「地域共生社会の実現」により近づくためには、成年後見制度が権利擁護支援の一つの手段として有効かつ適切に活用されることが重要課題として求められている状況です。
そのためにも、当センターは、このような社会の動きに対応し、成年後見人等の担い手確保、育成等の推進により、適切な候補者推薦要請に応える団体として機能していけるように、当センターの会員が、中核機関はじめ各行政機関、司法関係者、成年後見専門職団体の皆様と連携し、支援チームの一員として役割を果たすことのできるよう体制整備を引き続き推進してまいります。
今後とも、当センターの活動にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
当センターでは、多くの国民の方から信頼(らい)され、広く支(ささ)え合うことができるようにとの願いを込め、「生き甲斐(ライフ)」と「支援(サポート)」から名付けられたマスコットキャラクター「らいさⓇ」をシンボルとして活動しています。
関係機関の皆様からのお問合せ、ご相談にも、担当地域の会員が対応いたしますので、成年後見制度の利用をご検討の際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
令和7年6月
一般社団法人社労士成年後見センター東京
理事長 甲 康枝